厚生労働省によると、国民の3人に1人がアレルギー疾患を持っており、特に大都市部では患者数が増加しており、近年、深刻な社会問題となっています。その要因となる抗原はたくさんありますが、環境中のアレルゲンで最も知られているのは、鼻や目にさまざまな異常を引き起こす花粉ではないでしょうか。この花粉症に悩む人は毎年増加しており、その医療費は約3000億円にも達し、深刻な社会問題となっています。そこで身近なアレルギー対策としてシソが注目されています。シソはインド東部、中国などアジアの温帯地方が原産で、国内では北海道から九州まで幅広い地域で栽培されており、日本人には昔からなじみのある素材です。現在では、臨床にもどんどん取り入れられ、着実に成果をあげており、フラボノイド配糖体などの有効成分が含まれていることが確認され、抗アレルギーや抗炎症に関するデータが報告されています。
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